ホンダの軽乗用車「ライフ」のプラスチック製部品が猛暑の影響で膨張し、駐車ブレーキがかからなくなる不具合がこれまでに500件以上起きていたことが分かった。同社は9日、国土交通省に約8万台のリコール(回収・無償修理)を届け出た。不具合による事故は起きていないという。 国交省によると、不具合があったのは、踏み込み式の駐車ブレーキの一部で「ラチェットポール」と呼ばれる幅2.2センチの部品。今年6〜8月にかけて不具合の報告が約300件相次いだため、同社が原因を調べたところ、高温多湿のためにラチェットポールが膨らんで隣の部品と接触、動きが鈍くなっていたことが分かった。このため、駐車ブレーキを踏み込んでもペダルがロックされず、ブレーキがかからない状態になっていた。 同社はラチェットポールの幅が0.2ミリ狭いものに交換して対応するという。 同様の不具合は昨夏にも約200件起きていたが、詳しい原因は究