生活保護を受けている世帯はことし5月の時点で163万世帯余りで、前の月よりも1100世帯余り増加し、特に65歳以上の「高齢者世帯」の増加が続いています。 世帯別では、働くことができる世代を含む「その他の世帯」は26万4212世帯で17か月連続で減少したほか、けがや病気などで働けない「傷病者世帯」が24万843世帯、「障害者世帯」が18万9232世帯、「母子世帯」が9万9172世帯と、いずれも前の月より減少しました。 その一方で、65歳以上の「高齢者世帯」は前の月より1056世帯増えて83万1568世帯となり、このうち1人暮らしの世帯が90%以上を占めています。また、生活保護を受けている人の数は214万8282人で、前の月よりも2500人余り減少しています。 厚生労働省は「雇用情勢の改善などで高齢者以外の世帯では減少しているが、高齢者の世帯は今後も増加していくとみられ、注視していく必要がある