自分の子が犯罪を犯した時、親としてどう接していくかは悩むところだ。繰り返すことがないよう厳しい目を持つと同時に、子を信じる力も試される。 複数の女子高校生らに対するわいせつ行為などに問われていた男の裁判員裁判が、今年8月から9月にかけて東京地裁立川支部で開かれていた。公判には男の父親が証人として出廷し、被告人を見守っていくことを約束していたが、その監督能力に疑問を呈されていた。 被告人には同種の服役前科があり、父親は前回の裁判でも、同じように息子の監督を誓っていた。にもかかわらず、被告人は仮出所から1年も経たずに再犯に及んでいたのだ。(ライター・高橋ユキ) ●仮釈放からほどなく、のぞきを開始。半年後には盗撮 被告人(公判当時40)は、2020年から翌年にかけて、東京都下でウーバーイーツの配達員をやりながら、盗撮やわいせつ行為を繰り返していた。 起訴されていたのは、女子高校生3名に対する強制
3年前に実名を出して記者会見した後、ツイッターに事実と異なる投稿をされて名誉を傷つけられたとして、自らの性被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織氏(31)が8日、投稿した3人に計770万円の損害賠償と投稿の削除などを求める訴えを東京地裁に起こした。 伊藤氏は提訴後に都内で会見を開き、「言葉は人を傷つけ、時に死においやる。これ以上、言葉で人を傷つけることがないよう何か行動を起こさなければいけないと思った」と提訴した理由を語った。 伊藤氏は望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして元TBS記者の山口敬之氏(54)を告発したが、山口氏は刑事事件では不起訴となった。伊藤氏は山口氏を相手取った民事訴訟で昨年12月に勝訴したが、山口氏が控訴している。 今回の名誉毀損(きそん)訴訟で問題とされたのは、伊藤氏が2017年5月、下の名前を公表して性被害を訴える記者会見を開いた後の同年6月~19年12月、「はす
お待たせしました。7月8日の傍聴記を北原みのりさんが寄せてくださいましたので掲載します。長いですが、これも7時間を超える当日のやりとりの一端にすぎません。それでも、この記録から法廷の様子が浮かび上がってくると思います。是非、最後までお読みください。 7月8日東京地裁709号室、ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力に対する損害賠償を求めた民事裁判が開かれた。 報道を元にした経緯は、このようなものだ。15年4月3日、TBSワシントン支局長(当時)の山口敬之氏と就労ビザに関することで会食中、詩織さんは店のトイレで意識を失い、気がついた時はホテルで性交中だった。警察に被害を訴え2ヶ月後に支局長に逮捕状が出されるが、執行日に刑事部長(当時)が逮捕中止を指示する。16年7月に不起訴確定。17年5月、詩織さんは検察審査会申立てを行い、同時に記者会見を開く。同年9月検察審査会は不起訴相当判断を下し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く