富士市の歯科医院で、歯科医師の免許がない歯科助手に医療行為をさせていたとして、警察は医院を経営する歯科医師ら2人を歯科医師法違反の疑いで逮捕しました。 歯科医師法違反の疑いでの検挙は県内で初めてだということです。 逮捕されたのは、富士市で歯科医院を経営する歯科医師の兼坂秀一容疑者(67)と、この医院に勤めていた39歳の女の歯科助手です。 警察によりますと、兼坂歯科医師は今年6月、2人の患者に対して、歯科医師の免許がない歯科助手に歯の型を取るなどの医療行為をさせたとして、歯科医師法違反の疑いが持たれています。 歯科医師法違反の疑いでの検挙は県内で初めてだということです。 兼坂歯科医師はおととし8月からこの歯科医院を経営しているということで、警察は治療の実態などを調べています。 警察は2人の認否について明らかにしていません。