韓国証券取引所の総合株価指数(KOSPI)の11日の終値は2319・71で、4日から11日の1週間で75・74ポイント(3・16%)続落した。トランプ米大統領の北朝鮮に対する相次ぐ強硬発言と、北朝鮮によるグアム島周辺への射撃予告から、朝鮮半島をめぐる危機感が高まっている状況を反映したとみられる。 韓国政府は11日、企画財政省が主催して、関係省庁による緊急経済点検会議を開いた。韓国大統領府報道官は12日の米中首脳電話会談について「最高度の緊張状態を解消し、問題解決の新たな局面に移る契機となることを望む」とするコメントを発表した。 一方、北朝鮮の労働新聞(電子版)は12日付で、新たな国連制裁決議発表後の3日間で、全国で大学生や女性を含む347万5千人が北朝鮮軍への入隊を嘆願したと報道。「祖国決死守護の聖戦に総決起している」と強調した。 北朝鮮関係筋は軍入隊を奨励する動きについて、配給制度などが