警視庁上野警察署の警察官がことし3月に改正された道路交通法を誤解し、本来、行政処分で済む交通違反だったにもかかわらず、運転手の男性を誤って逮捕していたことがわかりました。警視庁は男性に謝罪し、再発防止に努めるとしています。 しかし道路交通法にはことし3月までに取得された普通免許は「準中型免許」とみなすという限定的な処置があり、今回の男性の場合は無免許運転にはあたらず、本来、逮捕されることはない行政処分で済む交通違反だったということです。警部補はことし3月に改正された道路交通法の変更点を正しく理解していなかったということです。 男性は2日余りにわたって身柄を拘束され、上野警察署の幹部が14日午前、男性に直接、謝罪したということです。 警視庁は「職員の指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。