ロシアのプーチン大統領は5日行った演説でウクライナへの軍事侵攻を正当化したうえで「新しい世界秩序」という表現でアメリカに対抗する姿勢を全面的に打ち出しました。 さらにCTBT=包括的核実験禁止条約の批准を撤回する可能性も示唆し、欧米側へのけん制を一段と強めています。 ロシアのプーチン大統領は5日、ロシア南部ソチで国際情勢をテーマに開かれた「バルダイ会議」に出席しました。 プーチン大統領は「ロシアの領土は世界最大で追加の領土を征服することに関心はない」などと述べ、ウクライナ侵攻は領土目的ではないと主張し、正当化しました。 そのうえで「われわれは新しい世界秩序の基礎となる原則について話している。西側諸国、特にアメリカは独断的にルールを決め、こうすべきだと教えてくる。植民地主義的な考えだ」と述べアメリカに対抗する姿勢を全面的に打ち出しました。 また、プーチン大統領は最新の巡航ミサイルなどロシアの