横浜市の臨海部エリアの新たな交通手段として、市がロープウェーや、港と川を利用した小型船による水上交通システムなどの導入に向け民間事業者と協議を始めたことがわかった。 ロープウェーは横浜駅(西区)前から港の見える丘公園(中区)までの海沿い中心と、桜木町駅(同)のエリアの2ルートで、景観を楽しみながら移動できる交通網を整備することで、市は観光客のさらなる増加につなげたい考えだ。 臨海部には現在、主な交通機関としてJR線、みなとみらい線、市営地下鉄、バスがある。市は昨年10月、横浜の街並みや海を眺めながら移動できる交通システムの提案を民間事業者から募集し、11団体からの応募があった。検討した結果、横浜港振興協会や横浜港運協会などのグループ、京急電鉄、神奈川トヨタ自動車など9団体の提案は実現性があると判断。今年に入って包括連携協定を順次結び、具体的な協議を始めた。 約6キロのロープウェーを提案した