眞一郎と乃絵の関係は、本当に恋愛関係だったのか?まぁ恋愛関係じゃないから結ばれなかったのだろう。お互いにない魅力を持った、心で通じあう大切な人って感じかな。友情関係に近いかも。この世で最も純粋な関係は友情だって誰かが言ってたしな。 ラストで流した乃絵の涙は、眞一郎曰く大切な人を思うと勝手に流れる涙だったのだろう。それが真実の涙だったって訳だ。失恋からくる悲しみの涙ではなく、大切な人を思うと流れる純粋な涙。前向きなメッセージが詰まってるなぁ。ただ立っている乃絵の後ろ姿は何ともいえなかった。 全部を通しての感想は、比呂美の徹底したアンチヒロインぶりとリアルな女性像を描いていたのは見事だった。正ヒロインの乃絵は、不思議系で無条件に主人公を求めるという恋愛シュミレーションゲームのヒロインの要素を引き継ぐ現実には存在しない理想的な女の子だった。しかしアンチヒロインの比呂美は理想的な女の子ではなく、等