この事例では、システムを提供するのが凸版印刷、システムを利用して新しい販促活動をするのがキッコーマンだ。クラウドでの儲け方という意味では両社に注目できる。凸版なら印刷技術というように、各企業が持つ強みをデータセンターに載せてクラウド形式のサービスとして提供すれば、世界中で自社の技術を使ってもらえるかもしれない。 クラウドは、従来のASPを一歩進め、仮想化の仕組みを使ったインフラやWebサービス、SOA(サービス指向アーキテクチャ)といった技術を活用することで、より複雑で個別に異なるシステムを構築し、安定的に運用できるといった特徴もある。 メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム(MIJS)とNTTコミュニケーションズは12月9日、SaaS型のアプリケーションサービスの共同技術検証を2009年1月から6月まで実施すると発表している。従来のソフトウェアをクラウドで提供する動きだ。極