一部を引用 (毎日新聞の) 社説はこう続く。 「こんな時代(=大学が合併する時代)になったのは、少子化が進んだためだけではないのだ。大学教育の『質の低下』という積年の、 本質的な問題がある。(・・・) 経済成長や基準緩和の中で増え続けた大学(06年度学校基本調査で、国立87校、公立89,私立568) は、今、適当な校数へのスリム化が課題なのではなく、真に高等教育の機関として機能しているか、内実を問われているのだ。 この根本的な論議を避け、問題を先送りにし、大学の数を減らすだけなら、大学教育そのものが無用とされる時代を招来しかねない。」 この部分だけを読むと、大学生の学力低下は主として大学の責任であると解されかねない。 これは現場の人間としてはいささか異議のあるところである。 どの大学でも、あっと驚くような学力の新入生を迎えて仰天している。 「いったい高校まで何をやっ