教育基本法と真の国益について (内田樹の研究室)

教育基本法が委員会を通過した。 これまで何度も申し上げたとおり、教育については国は口を出さない方がいいと私は思っている。 それは「国が教育に口を出さない方が私にとってよい」ということではなく、「国が教育に口を出さない方が国にとってよい」と思っているからである。 忘れてもらっては困るが、私は熱烈な愛国者であり、日本が住みよい国になって、日本国民がにこにこ幸福に暮らすことを切望する点において、私の愛国心を超える人間としては急に訊かれると村上龍くらいしか思いつかないくらいくらいのパトリオットなのである。 加えて、ガバナンスのコストをできるだけ削減したいと望んでいる点においては、おそらく日本国官僚のうちで私以上に計算高い人間を探すことはまずもって至難の技であろう。 その私が言うのだから、信じて欲しい。 教育のことはそれぞれの教育現場で各自好きにやってもらうのがもっともコストパフォーマンスがよい。

[harunobu-1984]

明治維新まで）、日本の教育はその当時の世界最高水準にあった。志し高き士が集うと凄まじい力が出るのかな？

[webmarksjp]

s視点

[so24]

教育については「とりあえず現場の好きにさせておく」という方向にシフトする方が今の日本の国益にはかなっている。

[s-e-i]

教育は国家が管理しない方がよい、という提言。なるほど。うむ。

[yamakagashi]

日本は中央集権国家、官僚は一度手にした権限を手放そうとはしない。

[high-d]

「子どもを育てるシステムはできるだけ斉一的でない方がシステム管理上安全である。」

[takay2k]

教育については「とりあえず現場の好きにさせておく」という方向にシフトする方が今の日本の国益にはかなっている。

[chiaki25]

教育基本法

[chanm]

大粒生産を疎外する上のリミッターを解除することは賛成だけど、、今の日本だと、今度は学ばない自由とかいって、下のリミッターまで解除されそうで

[D_Amon]

うーん…。それはどうだろう。

[unqualifiedman]

この考え方だと生まれたところで教育の質が決まってしまう傾向が強まるような。

[hidematu]

確かに今のいじめの内容を考えるといかにも「小粒」らしいと思える。

[na23]

「明治以来の日本の公教育システムは「人間の粒」を小さいスケールに整えることを主たる目的として運営されてきた。」

[ken_wood]

>「政体を転倒するほどスケールの大きい人間を作り出す教育システムは要らない」を暗黙の前提として、明治以降の教育システムは構築された。政治的判断は「あり」だが、その「犯意」については自覚的でありたい。

[z0rac]

だから義務教育をやめればいい。なぜ固執するのかが解らない。

[qpq]

「国民が小粒になりすぎると管理不能になる」

[shootan]

富永、本田、海保、関なども。幕府は学の統制にそれ程介入せず鎖国下にあっても漢学・蘭学（洋学）は並存していたし突き詰めると幕府の否定になり得るPイズムにも寛容という土壌から明治の近代化すんなり土壌も在

[Masao_hate]

”明治以来の日本の公教育システムは「人間の粒」を小さいスケールに整えることを主たる目的として運営されてきた。”

[walkinglint]

［教育］［日本］［歴史］ > 明治以来の日本の公教育システムは「人間の粒」を小さいスケールに整えることを主たる目的として運営されてきた。

[kechack]

では近代日本史上もっとも成功した教育システムである「幕末の私塾」がなぜ放棄されて、明治の公教育システムは構築されたのか？

[alfalfarm]

教育がラディカルで自由であった時代がありました。

[Hash]

「教育を過度に管理することは「システム管理上」危険である。」

[Imamu]

「近代日本史上もっとも成功した教育システムである「幕末の私塾」がなぜ放棄されて、明治の公教育システムは構築されたのか？」

[shibacow]

確かに。教育基本法は、改正するより教育基本法を廃止または失効にしたほうがよかったようだ。だって幕末には、教育基本法とか無かったんだから。

[t2-news]

いい！　教育のことはそれぞれの教育現場で各自好きにやってもらうのがもっともコストパフォーマンスがよい。

[solailo]

『「国民が小粒になりすぎると管理不能になる」という非情な現実にもう少しまじめに向き合った方がよろしいのではないか。』

[t-kawase]

これまた内田先生らしい言い方。