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  • 小説家直伝「名作」を味わい尽くす意外な読み方

    「速読」ブームが起こって久しい。一方で私たちの1日の時間は有限であり、増え続ける情報を網羅的に処理するには限界がある。その過剰を、受け手である1人の人間のためにどう圧縮するか、というのが、まさしく今日、AIに期待されていることであり、いずれにせよ、私たちが「スロー・リーディング」のための時間をすべて速読に供したとしても、大した成果は期待できない。 すでにそういうところまで来ているし、今後は一層そうなるだろう。ここでは拙著『の読み方』より、あえて1冊のをじっくり読む「スロー・リーディング」を用いて日文学の傑作を読み解きたい。 第3部は『こころ』のクライマックス ここで取り上げるのは、夏目漱石の晩年の名作『こころ』だ。国語の教科書の常連で、「ゆとり教育」論議の際にも、「国語の教科書から漱石・鷗外が消える!」と大騒ぎになったくらい、国民作家としての漱石の存在感は、まだまだ健在のようだ。

    小説家直伝「名作」を味わい尽くす意外な読み方
    kobayashijuunosuke
    kobayashijuunosuke 2020/03/14
    この人も「私」がKの生まれ変わりのように仄めかされていることに気が付かないのか。「私」懐かしさから先生に近づき、先生が特別であったことは先生の遺書によって事実の上に証拠立てられたのに。
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