大阪市西区のマンションで幼い姉弟2人の遺体が見つかった虐待事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の下村早苗容疑者(23)が、元夫と結婚していたころ、長女の桜子ちゃん(3)を三重県四日市市の自宅に置き去りにしたまま、遊びのために外出していたことが2日、分かった。子供の世話を元夫の家族に任せきりだったことも判明。府警は、下村容疑者が当時から育児放棄(ネグレクト)状態だったとみている。 捜査関係者らによると、下村容疑者は平成18年12月に結婚し、三重県四日市市の夫の実家で義父母と同居した。19年5月に桜子ちゃんを出産した後、車で15分ほどの同市菰野町に引っ越した。20年10月に長男、楓ちゃん(1)が誕生した。 当時、下村容疑者は、桜子ちゃんの服を選ぶ楽しみや、楓ちゃんを身ごもったことを喜ぶ気持ちをブログに書き込んでいた。 実際は食事や入浴、寝かしつけなど現実的な子育てには関心が薄く、同居中は義母、