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NHKの連続テレビ小説ドラマ「あまちゃん」の人気が止まらない。視聴率は22%を突破し、大友良英の手掛けたサウンドトラックはオリコンのトップ5入りする異例の大ヒット。北三陸を舞台に能年玲奈が主人公の海女、地元アイドルを演じる現代ドラマだが、その母を演じる小泉今日子の高校時代である1980年代ネタも30~50代の視聴者層に支持され、ヒットが続いている。驚いたときに使う「じぇじぇ」は、早くも今年の流行語大賞の本命とされるほどだ。 その人気ドラマで目立つのが「大人計画」の存在だ。大人計画とは1988年に旗揚げした人気劇団。今回、あまちゃんの脚本を担当しているのが、大人計画所属の宮藤官九郎であり、出演者としても、大人計画主宰の松尾スズキ(喫茶店マスター、甲斐役)、劇団所属の荒川良々(副駅長、吉田役)、皆川猿時(教師、磯野役)、伊勢志摩(花巻役)、村杉蝉之介(カメラ小僧、ヒビキ役)といった面々が、脇を
小原篤プロフィールバックナンバー会見する(左から)庵野秀明さん、宮崎駿さん、松任谷由実さん=6月24日、東京・東小金井「エヴァンゲリオン」シリーズの監督として知られる庵野秀明さん。宮崎監督の映画「風の谷のナウシカ」(1984年)では原画を担当した 私は今、早く宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」についてアレやコレやと書きたくて仕方ないのですが、公開日の20日がまだまだ先なのでネタバレ評など無論できません。仕方ないので、先月24日に宮崎さんが庵野秀明さん(主人公・堀越二郎の声を担当)と松任谷由実さん(主題歌「ひこうき雲」を提供)と一緒に行った会見の、こぼれ話を。 宮崎さんが「自作で泣いた」と告白したことが話題を呼びましたが、ほかにもいろいろ聴きどころの多い会見でした。本欄で既にご紹介した通り、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは本作を「宮崎駿の遺言かも知れない」と言いましたが、会見で宮崎さん
100を超えるタイトル数で圧倒的な存在感を誇る「地球の歩き方」、JTBのネットワークとフットワークを生かしたムック版の「るるぶ」、実業之日本社の老舗ブランド「ブルーガイド」。手強い競合相手がひしめきあうガイドブック市場に地殻変動が起きている。 変革の主は昭文社の「ことりっぷ」シリーズだ。ターゲットを「女子」に絞り込み、2008年に国内旅行のガイドブックから刊行をスタート。2009年からは海外旅行版も追加して、すでに累計販売部数は800万部に達した。熱心なファンの多さは、自治体やメーカーからも注目の的だ。昭文社にとっても「ことりっぷ」は看板シリーズであり、もはや屋台骨と言ってもいい。 多種多様なガイドブックが乱立し、もはや新しい切り口などない、と思われていたガイドブック業界に激変を与え、数々の追随シリーズを生み、「女子旅」という言葉を普及させた「ことりっぷ」。その始まりは、入社以来ずっと海外
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