ワクチンが原因といわれている副反応には、主にどんなものがあるのでしょうか。接種した所が赤くなったり熱が出たりする以外にも、病気の発症や合併症など、重大な副反応もあります。しかしこれらも、必ずしもワクチンが原因だとは断定できない場合が多いのです。むしろ、ワクチンを接種した後にたまたま起こった紛れ込みの事故である可能性が高いといわれています。 接種場所が赤くなる程度のことは、どのワクチンでもよくあります。実際に局所反応が多いワクチンは四種混合(DPT-IPV;ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ混合)です。ふつうは治療の必要はありません。まれにひじを超えて腫れが広がることもあります。この場合は、腫れをとる薬などで対応します。 生ワクチンは、病原性(毒性)をしっかり弱めたウイルスや細菌を使うので、ふつうは特別な症状は出ませんが、中には軽くその病気の症状が出ることがあります。 代表的なのが麻しん(