小3になると随分本が読めるようになった。文庫本を一冊読み終えると、沢山の知識や語彙が手に入った。本に書いてある人間関係をパズルのようにあてはめて、この場合この人物がどう動けば、うまくおさまるか、とか、こう動くとこの人物が泣くがこの人は真実を生きられる、とか人間の行動学、心理学的な観点で考えるのに、随分役に立った。 語彙が増えたのは大いに生きる力になった。私はどう思うか、理路整然と人に伝えるべきシーンで伝えられることも多くなった。 人にどう思われてもいい、私はこう思うんだ!と自分のアイデンティティの確立ができると、臆することなく人と会話できた。好きなことを話してみたら「つきちゃんって、面白いんやね、知らんかった。もっといつも好きに話したらええのに。」と言ってくれた子もいた。 私はウィットに富んだ掛け合いが好きで、小学校低学年の頃は、土曜日には体力が許す限り走って帰った。「笑点」をみるためだ。
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