豊食の代表はタンパク質たっぷりの肉。でも、牛のゲップで地球は温暖化してしまうし、飼料のほとんどは排泄物となり実質無駄遣いだし、地球上の人口はどんどん増えていくし、タンパク質はどこからとれば良いのだろうか。 そんな人類の課題に立ち向かうべく、イギリス人のシェフと、4人の美大生が『Ento Box』(「Bento box→弁当」と「Entomology→昆虫学」に由来している)というプロジェクトを立ち上げた。 写真を見ていただきたい。オシャレに飾られた色とりどりのこれらの総菜は、なんと昆虫なのだ。「昆虫を食べる」と聞いただけで、筆者なんぞはゾゾッとなってしまうのだが、昆虫は「栄養価の高さ」「生産の効率性」から考えると実に優秀なのだ。 ロイヤル・カレッジ・オブ・アートとインペリアル・カレッジの学生4人は「昆虫は家畜に比べ可能性に溢れているし、非常に効率がよい。えさも私達に必要のない作物だけだ。高