「やっぱり『友達は誘いづらい』」 「本人も周りも、若者代表だなんて思ってません」 社会を変えられないという無力感 「頑張る学生を『意識高い系』と批判して足を引っ張ることは、社会的な損失だ」。意識高い系という言葉にはいま、こんな批判が寄せられています。ボランティアや就活イベントに広まる「一人でやってくる現象」、社会は変えられないという無力感。一体、何が起きているのでしょうか。(朝日新聞 東京社会部記者・原田朱美) 「この言葉で、どれほど心を折られてきたか」 〈意識高い系という言葉が、大嫌いです〉 子どもの貧困問題に取り組むNPO法人「キッズドア」の渡辺由美子理事長(51)は先日、自身のフェイスブックに、こう書き込みました。そして、こう続きました。 〈日々、子どもたちのために自分の時間をつかって頑張る大学生ボランティアが、この「意識高い系」という言葉で、どれほど心を折られてきたか〉 「やっぱり