民主主義は望ましい体制と思うかどうかなどについて民間非営利団体「言論NPO」が日本、インドネシア、インド、マレーシア、韓国の5カ国を対象に実施した世論調査で、「非民主的な形態が存在しても構わない」との声が日本で約19%に上るなど、一定程度を占めたことが分かった。言論NPOが4日、東京都内で発表した。 民主主義を支える政党やメディアが信頼を失いつつある傾向も浮き彫りとなった。 調査は6~8月、計約7千人を対象に実施。言論NPOの工藤泰志代表は「民主主義に疑問を呈する層が、欧米と同様にアジアでも出始めている」と指摘した。(共同)