いまでも多くの人に聞かれる食事、宿、買い物などといったロシアの「ご当地事情」ユーラシア大陸横断の旅を終えて、東京に帰って来たら、痩せていた。ベルトをしなくてもぴったりとフィットしていたジーンズはブカブカだし、キツかったジャケットは、ちょうどよくなっている。 「痩せた?」 旅のことを知らない知人でも、何人かが訝しんでいたから、間違いなく痩せて見えたのだろう。 思い当たるフシは、ただひとつ。旅行中の摂取カロリーが少なかったのだ。特に、ロシアでは「美味しいものをたらふく食べた」という記憶がない。 ロシアを旅行中の“食”をどうするかという課題は、結局、出発してみるまでは解決しなかった。 ウラジオストク、ハバロフスクを離れ、内陸部へと進んで行くに従って、心配していた通り、食事&食料事情は悪化していくばかりだった。 食べ物を買うことができるのは、小さな街の食料品店やキオスクのような売店などに限られる。
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