ファイルディスクリプタは、プログラムの外部との入出力を行う抽象的なインタフェースです。Unix/Linuxのファイルディスクリプタは、一般的なファイルだけでなくデバイスやソケットやパイプも対象としています。当連載は、ファイルディスクリプタの機能や管理方法などを提示します。第1回では、ファイルディスクリプタの概要を紹介します。 はじめに ファイルディスクリプタ(Windowsではファイルハンドル)は、プロセスや実行ファイルにとって外部の資源にアクセスしたりアクセスされたりする際に使用される抽象的なインターフェースです。 今日のプログラムは必ずと言っていいほど外部とのインターフェースを持っていますが、新しいディスクリプタや効率的な使い方がそれほど明確ではなかったりします。 当連載では、ファイルディスクリプタに関する調査・試行錯誤した結果、新しいディスクリプタを使用した感想や効率的な管理方法など
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