一口に「電子書籍」といっても、実はそのフォーマット(データ形式)によってさまざまな種類が存在する。そのため、気に入った電子書籍を読む前に、その本がどのフォーマットのものなのか把握して、サポートしている閲覧用ソフト(あるいはハードウェア)を手に入れなければならない。いわば、VHS対ベータ、Blu-ray対HD DVDのような規格争いが電子書籍においても繰り返されており、主流となりそうなフォーマットはどれか、ある程度気に留めておく必要があるのだ。 ユーザーとしては悩ましいところだが、閲覧用端末を数多く売りたいメーカーの思惑、不正コピーは避けたいがより多く流通させたい出版社の本音、場所や時間を気にせず紙同様に楽しみたい消費者の心情、その狭間で落とし所を見つけようという努力の結果が、フォーマットとしての電子書籍だといえる。 電子書籍フォーマットは、いくつかの基準により分類できる。その分類を把握した
国内の電子書籍市場に大きな変化をもたらすであろう「EPUB 3」。このEPUB 3の活用が期待されるのが「漫画」である。現役漫画家の座談会を踏まえ、EPUB 3と漫画との関わり方がどのようになっていくのかを、前回に引き続き、EPUB 3の規格策定に当たって推進役となったイーストに聞いた。 新たに仕様が策定された電子書籍フォーマット「EPUB 3」は、テキストが主体の書籍だけでなく、さまざまなジャンルへの普及が期待されている。動画や音楽に対応したことで、海外ではむしろ「EPUB 3=リッチコンテンツを強化したバージョン」とみる向きもあるし、SVGフォーマットの強化により教科書などでの利用も増えていくとみられる。 数あるジャンルの中でEPUB 3の活用が期待されるのが「漫画」だ。JEPA主催によるEPUB 3の成果報告会では、EPUB 3を用いた漫画コンテンツのデモンストレーションとして、セリ
EPUB 3 was developed pursuant to a charter approved by the IDPF Membership in May, 2010. EPUB 3.0 was approved by the IDPF membership as a final Recommended Specification effective October 11, 2011, and superseded the previous release of EPUB (2.0.1). This page contains information about EPUB 3.0 which as of as of June, 2014 has been superseded by EPUB 3.0.1, which is now the current version of th
2010年代に突入して半月強、Kindleの国際展開やACCESSによる携帯電話での提供など、心なしか日本における電子書籍に関する話を目にする・耳にすることが増えたような気がします。個人的には昨年末にSony Readerを購入したこともあり、日本でもアメリカのように電子書籍が本格普及してくれればと感じています。 そんな電子書籍のフォーマットの1つに、ePubというものがあります。このフォーマットは「米国の電子書籍標準化団体の1つであるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が普及促進するオープンな電子書籍ファイルフォーマット規格」(Wikipediaより)であり、Sony Readerでは標準型式として採用されているほか、Google Booksでも採用されている型式です。現状ではKindleではサポートされていないようですが、オープン型式
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く