ファンダムが進化している。ファンダムは好きなスターのために純粋な気持ちで集まったファンの集りである。スターの活動領域が広まり、スマートフォンなど情報技術が発達するにつれ、ファンダムの活動領域も一緒に広まっている。今のファンダムはスターにファンレターを送ったり、公演会場を訪れる単純な応援活動を超え、スターが持つ前向きな影響力を拡大再生産している。スターよりも先に先頭に立って寄付などの善行を行い、自分たちで文化イベントを作り上げる。私生ファン(サセンペン:私生活にまで付きまとうファン)など間違ったファン文化を健全に作り直すための自浄作用も行っている。もはやファンダムはただスターだけを見つめる受動的な存在ではない。能動的な活動主体に変化しつつある。 これまでのファンダムはスターが作り出す文化を一方的に受容することにとどまった。彼らはアルバムを待って、コンサートを待って、スケジュールを追いかけた。
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