来年3月に開業する北海道新幹線で焦点になっていた東京と新函館北斗の間の所要時間について、JR北海道は、最も速い列車で4時間2分とし、地元から強い要望があった4時間未満の列車の運行を見送ることを正式に発表しました。 東京と新函館北斗の間の所要時間を巡っては、移動に4時間以上かかると鉄道よりも飛行機を選ぶ人が増えるという調査があることなどから、北海道や青森県などは4時間を切るよう強く要望していました。しかし、北海道新幹線は、青函トンネルを中心に貨物列車との共用区間があるためほかの新幹線以上に運行が難しいとされ、JR北海道では、安全性を重視し、無理なく定時運行できるダイヤにするため、4時間未満の運行を見送ることにしたものです。 JRは、詳しいダイヤを月内に発表する予定ですが、4時間を切ることを求めてきた沿線の自治体などの間で波紋が広がることも予想されます。