雑誌の売り上げが大幅に落ち、特に若い読者の雑誌離れが進んでいることから、出版業界では新年度に合わせて、ファッション誌を中心に対象年齢を40代に引き上げた新たな雑誌を創刊したり、若者向けだった雑誌の内容を一新したりするなどの動きが相次いでいます。 全国出版協会によりますと、インターネットやスマートフォンの普及などで、雑誌の販売額は16年連続で下がり続けていて、去年は8972億円と、ピークの平成7年に比べて40%以上減っています。 特に、かつては購買層の中心だった若い読者の落ち込みが大きいことから、ファッション誌を中心に新年度に合わせて対象年齢を引き上げる動きが相次いでいます。 このうち宝島社は、従来は20歳前後や20代半ばを対象にしていたファッション誌の対象年齢を、軒並み5歳前後引き上げるとともに、40歳前後を対象にした女性ファッション誌を26日に創刊しました。 また、集英社も雑誌の主な購買