しまむらが27日発表した2012年3~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比17%増の211億円だった。機能性を追求した衣料品などの売れ行きがよく既存店売上高が好調。 3~11月期として過去最高益を更新した。ただ、都市部での出店立地の確保に苦戦。13年2月期通期の出店数が当初計画を約3割下回る見通しとなるなど今後の成長に向け課題もみえる。 3~11月期の売上高(賃料など営業収入含む)は7%増の3664億円だった。主力の「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は3%増。 11月に気温の低い日が多かったことも追い風で、吸湿発熱や抗菌防臭などの機能を持つ衣料品の販売が好調だった。 グループで52店を新規出店し、そのうち7割を都市部に集中させた。既に店舗網が行き渡った郊外ロードサイド中心の出店戦略を転換し、手薄な都市部の開拓を急いでいる。 国内全店に占める三大都市圏(東名阪)の店