消えた作家、という文脈でギャグ作家を語ると、こういう言い回しがよく出てきますね。 それは 「ギャグマンガ家はギャグを突き詰めていくと、なにが面白いのか本当にわからなくなり、ギャグが描けなくなる」 という表現です。 とはいえこの表現のもととなった作家群は、たとえば赤塚不二夫であり吾妻ひでおであり鴨川つばめであり、 江口寿史であり、けしていまの作家ではないことも事実です。 今は4コマ含めればかなり多くのギャグ作家がおり、みながみなこの状況に陥るわけではないですね。 この表現を信じるのであれば、吉田戦車はとっくにギャグが描けなくなっているはずだし、 うすた京介もデビュー10年だからそろそろギャグがわからなくなってきてる頃だと思うのですがそんな兆しは見えませんし、久米田康治も消えてたっておかしくないです。 ですがやはり今でた人は大いなる例外というべきであり、ギャグマンガ家はそのインパクトはよそに、