日本マイクロソフトと東京大学先端科学技術研究センターは2012年2月9日、高校・大学の入学試験において、肢体不自由や書字障害のある生徒たちが鉛筆の代わりにパソコンを使って受験することを支援するソフトウエア「Lime(ライム)」(写真1、2)を共同開発したと発表した。パソコンでの日本語入力時に変換候補として表示されたすべての漢字をロギングするソフトで、試験時にパソコンが適切に使用されたことを証明する。 Limeは、Windowsのアクセシビリティ機能、および日本語入力ソフト「Microsoft Office IME 2010」の機能を用いて、日本語入力時に変換候補として表示されたすべての漢字を記録するソフトだ。漢字変換候補のログをとることで、例えば、漢字の書き取り問題の答えを探すために変換機能を使わなかったかどうかなどが分かる。試験時にパソコンが適切に使用されたことを証明可能にすることで、一
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