脇役ひと筋70年・女優の千石規子さん、90歳で死去 Tweet 映画「静かなる決闘」を始め、巨匠・黒澤明監督作品の常連で知られ、ドラマ「Dr.コトー診療所」(フジ系)の助産師役でも親しまれた女優・千石規子(せんごく・のりこ、本名・森礼子=もり・れいこ)さんが昨年12月27日午後3時34分、老衰のため都内の病院で死去していたことが9日、分かった。90歳だった。ムーランルージュの踊り子から始まった約70年にわたる女優人生。脇役一筋に生き、不動の名バイプレーヤーとして活躍した。 特徴あるカン高く、よくしなる声に優しい目元。晩年は個性的なおばあちゃん役で存在感を発揮した千石さんが昨年末の27日に都内の病院で静かに息を引き取っていた。80歳を超えてからは体力的なこともあり、この7年近く仕事から遠ざかっていた。関係者の話では「苦しむようなこともなく、本当に安らかに」その時を迎えたという。遺志に従い、身