内田樹氏の言葉に妙にひっかかりを感じてしまいます。割と似た方向を向きながら、肝心な部分で僕の感覚とズレるので、違和感が大きいのでしょうね。 話題の「希望格差社会」を論じた3月21日http://blog.tatsuru.com/archives/000856.php。相変わらず明晰な語り口で大筋を紹介してくれます。素晴らしい。(内容は絶望的ですが。) で、持ちネタ「文化資本」へと持ってくるあたり、さすがにスマート&クレバー。 言い換えれば、男性強者の専業主婦たりうる条件は「文化資本を備えた強者の家庭のご令嬢」であるというかたちで、あらかじめ限定されているのである。 つまり、勤務先におわすご令嬢方ということですね。実に巧妙な営業です。 ま、それはそれとして、この「文化資本」。まず気になるのはコレ。将来重要なファクターになるであろうことは同意するのですが、その正体が問題です。 ここでいう「文化