「Scribd」は、文書を保存し、シェアするためのシンプルなサイトとしてスタートしました。エッセイ、詩、小説など、作家がシェアしたいものに対して、Scribdがその言葉の「家」となる役割を果たしていたのです。それが大きく成長し、今では成熟した書籍購読サービスになっています。言うなれば、電子書籍業界のNetflixのようなもの。毎月定額で、デバイスを問わずに読書が楽しめるのです。 実は、これを書いている原文著者も、フィクション作家を目指していた学生時代にScribdを使っていたのだそう。読者を求めては、よく自分の作品をアップロードしたのです。その後もサービスは形を変えながら成長を続け、その勢いはとどまるところを知りません。今や、私の学生時代とは比べものにならないほど多くの文献が保存されています。 有名アプリの誕生にまつわる逸話を紹介する「Behind the App」シリーズ、今回はScri