オシム監督が就任して、一試合めのトリニダート・トバゴ戦が終了しましたね。試合内容についてはまた後日に見てみることにして、今回はその過程ですでに出て来た、いくつかの興味深い談話について考えてみたいと思います。 それらの発言は、「ああ、やっぱりプロの代表監督はこうなのだな」と思わされるものでした。そして、それを聞くと、この監督なら、この4年間に犯した過ちは少なくとも繰り返さないだろう、もしかすると、この4年間に売り渡してしまったものも、取り戻せるかもしれない。私にはそう思え、うれしくなりました。 「プロの代表監督なら当たり前のこと」とは、「強化を商売よりも優先する」ことがまず第一です。それに付随して、いわゆる「スターシステム」を否定したり、マスメディアの際限のない要求に応えなかったり、ということがでてきます。また、強化の仕方についても、経験に基づいた合理的なものを求めていくはずです。具体的には