経口避妊薬のピルを服用したあと血の塊の血栓ができる症状でこの10年間に女性11人が死亡していたことが分かり、日本産科婦人科学会は、頭や胸の痛みなど前兆とみられる症状が出た場合には、専門の医師の診察を受けるよう注意を呼びかけています。 避妊薬や重い生理痛の治療薬などとして処方される低用量のピルには、血の塊の血栓ができやすくなる成分が含まれていて、血管が詰まるリスクを3倍から5倍程度高める副作用があります。 厚生労働省によりますと、平成16年からの10年間で低用量ピルの副作用とみられる症状の報告が749件あり、このうち血栓ができる症状で女性11人が死亡していたことが分かりました。 このため、日本産科婦人科学会は医師に対し、ピルを処方する際には十分な問診を行うことや血栓の前兆とみられる頭や胸、ふくらはぎなどの痛みがある場合には、処方を中止して、循環器内科など専門の医師に診断を頼むよう呼びかけてい
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