明治の終わりから昭和の初めにかけて、現在の神奈川県秦野市から二宮町まで、田園風景の中を走った小さな鉄道があった。 秦野市から二宮町までの田園風景の中を走った「湘南軽便鉄道」(写真:「台町駅」跡の記念碑より) この鉄道は1906(明治39)年に「湘南馬車鉄道」としてスタート。1913(大正2)年、動力を蒸気に変更し、会社名も「湘南軽便鉄道」とした。1918(大正7)年、「湘南軌道」に社名変更した後、1937(昭和12)年8月に廃止されるまで存続した。 地元では「軽便」などと呼ばれ、親しまれたとのこと。今回の記事では湘南軌道時代も含め、おもに「湘南軽便」と呼ぶことにする。 ■大山への参詣客と煙草を運んだ「湘南軽便」 それでは秦野から二宮まで、約10kmの「湘南軽便」廃線跡を探索してみよう。 まずは湘南軽便「秦野駅」跡へ。ドコモショップの前に立つ「軽便みち」と記された石柱が目印だ 『湘南軽便鉄道
「RICOH THETA Z1」。従来のTHETAを踏襲したスティック型のデザイン。ボディはマグネシウムになりレンズも大きくなった。公式オンラインストア価格は12万6900円(税込) ワンショット360度カメラの代名詞ともなっているリコーの「THETA」(シータ)シリーズ。これにとうとう高画質モデルが登場したのである。素晴らしい。 ちょっと画素数が増えたとか、ちょっと高感度になったとか、そんな小さな変化ではないのだ。イメージセンサーが1/2.3型から1型にぐがっとデカくなったのである。 面積的にはおよそ4倍。簡単にいえば、普及型の2〜3万円で買えるデジカメのセンサーから、高級コンパクトの6〜10万円クラスのセンサーに進化したと思えばいい。 だから「THETA V」の後継機ではなく上位モデルなのだ。 それでいて、ちょっとデカくはなったけど、縦長のスリムなスタイルはそのままで、THETAでは初
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