神奈川県の小田原駅(小田原市)と強羅(ごうら)駅(箱根町)を結ぶ箱根登山鉄道は11月22日、台風19号の被災により運行を見合わせている箱根湯本~強羅間を、2020年秋頃の再開を目指して復旧させることを明らかにした。 10月13日から運行が見合わされている同区間では、比較的被災が少ない箇所の復旧工事が順次進められていたが、被害が甚大な大平台隧道から大沢橋梁付近にかけてと、蛇骨(じゃこつ)陸橋から小涌谷(こわくだに)踏切付近にかけては、復旧工事の前段階として必要な撤去工事や搬入路の整備を実施。並行して早期復旧へ向けた調査や関係機関との協議を行なってきた。 今回はそれらが進捗したとして、おおよその再開時期を明示できるようになり、箱根登山鉄道では「早期復旧に向けて、全力で取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます」としている。 このほか、台風19号による被災で運行を見