東京・築地市場(中央区)に10日朝、北海道で水揚げされた初サンマ300キロが入荷した。昨年の初荷(約15トン)に比べ極端に少なかったため、卸値は3〜4倍に。一部大型魚は1匹当たり1500円を超える高値がついた。 同日入荷したのは、9日に北海道の根室や釧路などで水揚げされたサンマ。産地関係者によると「魚群が薄かったため、漁獲がまとまらなかった」といい、初物は各地でわずかな量にとどまった。 入荷が少なかったことで、築地市場の卸値は170グラムの大型魚が1匹換算で1530円、主力の130〜140グラムは530〜1000円で取引された。