MNOは日本中に携帯電話の基地局を設置しており、基地局とスマートフォンの間は電波でやりとりしています。これらの基地局は光ファイバーなどにより接続され、他の電話会社やインターネットへと接続されています。この、インターネットと接続されている部分で、MNOとMVNOの通信が分離されます。このポイントを「相互接続点」(POI……Point Of Interface)と呼びます。MVNOが「借りている」のは、POIより手前の区間です。 このとき、MVNOがどれだけの通信量を借りるかの計り方は2種類あります。1つは「回線単位」で借りる方法、もう1つが「帯域」で借りる方法です。 回線単位で借りる場合は、MVNOはMNOが用意するプランを指定して回線を借り受けます。このプランはMNOが一般の利用者に提供しているものと同じような体系で、通信量のカウントや制御もMNOが行います。MNOにとっては回線を直接利用