自分の頭で考える力を身につけなさいなどと言われますが、そもそも考える力とはどういうものなのでしょうか。 屁理屈かもしれませんが、考えずに生きている人間なんてこの世にいません。必ず人は思考しているはずです。 それにも関わらず考える力が重要であるというからには、いつも私たちがしている「考える」と、「考える力」や「論理的思考」は別のものであるということになります。 今回は『自分のアタマで考えよう 』や『思考の整理学』といった書籍を参考にしながら、考える力について説明していきましょう。 簡単に言ってしまえば、「知識」を得ることと「考える」ことは別モノです。それらを区別したうえで、目の前の情報からなにかを発明・発見することができるのが考える力のある人といえます。 これだけをみると「それだけか」と思わなくもありませんが、私たちは意外と両者を区別できていませんし、「考える力が俺にはある」と勘違いしている