図1 ZigBee Smart Energy 2.0の利用シーン 今回の提携により家庭内の各種機器や電力計のネットワーク(緑色)をZigBeeに加えて、無線LANを使っても実現できるようになる。出典:ZigBee Alliance 短距離無線通信の業界団体である「ZigBee Alliance」と無線LANの業界団体である「Wi-Fi Alliance」が2010年3月18日にスマート・グリッド関連の取り組みを進めるために提携したと共同で発表した。スマート・グリッドに向けた「ZigBee Smart Energy 2.0」仕様で用いる通信プロトコルを、無線LANの物理層を使ったネットワークでも利用できるようにする(図1)。 同プロトコルは、家庭内でスマート・グリッドに接続する装置間を結ぶ基本的な規格として、ZigBee Allianceとスマート・グリッド技術に携わる企業が開発した。この