フランス南部ニースで14日夜(日本時間15日早朝)、花火の見物に集まっていた人の列にトラックが突っ込み、AFP通信によると、70人超が死亡、100人がけがを負った。地元当局者はテロの恐れがあるとして、住民に自宅から出ないように呼びかけている。 地元メディアによると、トラックが突っ込んだのはニース中心部の観光地で地中海沿いの街道「プロムナード・デ・ザングレ」。14日はフランス革命を祝う祝日で、現場では花火が打ち上げられ、多くの見物客が集まっていた。 トラックに乗っていた何者かと警察との間で銃撃戦があり、容疑者とみられる人物が射殺されたとの情報もある。地元の市長はツイッターで「多数の人が死亡した」と発信している。(パリ=高久潤)