2020年1月1日のブックマーク (1件)

  • アーティスト必見。知っておきたい契約の基礎知識

    キャメロン・ローランド Disgorgement 2016 出典=ニューヨーク近代美術館ウェブサイト(https://www.moma.org/collection/works/203679) キャメロン・ローランドの《Disgorgement》(2016)は、なんと契約書を展示した作品である。米国では19世紀に奴隷保険という奴隷の生命に保険をかける制度が存在しており、この作品では、かつて奴隷保険を販売していた保険会社エトナの株式を90株(約1万ドル相当)購入し、この契約書によって設立するトラスト(信託)に移転させている。この信託は、政府による奴隷制度に基づく賠償が終了するまで存続し、その時点でエトナ株式は売却され、代金は政府の基金に支払われると定められている。 このように、作品として契約書を用いるアーティストは別としても、契約書は見たくない、面倒だ、そう感じているアーティストは多いだろう

    アーティスト必見。知っておきたい契約の基礎知識