渡辺真由子 ”「創作子どもポルノ」と子どもの人権 ”の序章の注 以下では、標題書(勁草書房2018年)が抱える難点の端的な例として、出鱈目な注を扱う。ここでは、特に序章を採り上げる。たとえ全体がこのように嘘まみれではないにしても、渡辺の作文が学術的な文書として成立しないことを十分にご確認いただけよう。 以下を見て気になることがあるならば、入口を参照し、あるいはより詳細な記述のある頁を直接確認されたい。 下表では、番の項に注番号を、順の項に一個の注に複数の参照先が示された場合の出現順の独自番号を、出典の項に出典情報を、物件特定の項に渡辺の記述による参照先の特定が十分に可能かを、問題の項には文字通りの問題性についてを記した。出典の項は、渡辺の書き方を基本にすることでその不統一ぶりを明らかにしつつ、読者の特定を害しないよう明白な誤記を修正し、より確実な対象の特定を可能とできるよう一部の書式を改め