腹巻猫です。この連載がUPされる週にはいよいよ最終回を迎える「あまちゃん」。半年間楽しませてもらいました。連続テレビ小説の次の作品「ごちそうさん」の音楽は菅野よう子、来年4月からスタートの「花子とアン」の音楽は梶浦由記というから、しばらく朝ドラの音楽から目が(耳が)離せません。 「あまちゃん」の音楽を担当した大友良英はアバンギャルドなフリージャズやノイズミュージックで活躍していた音楽家。映像音楽の分野でもいわゆる「劇伴」の枠に収まらない、刺激的な音の仕事をしてきた人物である。NHKドラマ「胡桃の部屋」「白洲次郎」などのサウンドトラック盤で大友の仕事を確認することができる。 その大友良英が連続テレビ小説、いわゆる「朝ドラ」の音楽をやると聞いてびっくりしたのが半年前。ここ数年の朝ドラ音楽は「ゲゲゲの女房」(2010)の窪田ミナ、「カーネーション」(2011)の佐藤直紀、「梅ちゃん先生」(201