人材育成のプロが組織の成長に伴走します。生成AIを活用した各種機能、MBA基礎〜DXなど最新知識まで測定もできるeラーニングも用意。 詳細を見る 新刊『MBA 問題解決100の基本』の6章「課題設定の鍵となる『あるべき姿』」から、「Basic056 良い『あるべき姿』を描くことが問題解決の精度を上げる」を紹介します。 問題解決(あるいは課題解決)は、端的に言えば「あるべき姿」(目標)とのギャップを解消することですから、そもそものあるべき姿を適切に描くことが問題解決の効果や効率を上げる上で非常に重要になります。 たとえば「風邪をひいた」という問題であれば、あるべき姿は「風邪が治った状態に戻す」ということは比較的明確です。つまり、定常状態(この場合は風邪をひいていない状態)や世の中の平均的な状態があるべき姿であれば、問題解決の方針も立てやすくなります。 一方で、あるべき姿が単なる定常状態や平均