ブックマーク / kusanagi.hatenablog.jp (2)

  • 集団間の平均値の比較が置いているあまり知られていない仮定 - 草薙の研究ログ

    ある種の動機づけの強さについて,性別に由来する差を知りたいと思った。それを測る質問紙(10項目)があるとする。これら10の観測値の平均をもって,この動機づけの強さの値だとみなそう。それで,男女100人ずつくらい集めて,その値の2群の平均値を比べたら,男女間の動機づけの強さの違いが分かるだろう…と。これ,実は結構危ない考えかたですよ。 まず,この測定における男女間の配置不変性(configural invariance)を検証しないとダメ。つまり,男女間で,おなじ潜在変数から同じ観測変数に矢印が刺さっているかということ。…なので,同じパスがかけるか?ってこと,同じ道具で測っているか?ということ。 次に,弱測定不変性(metric invariance)について検証しないとダメ。矢印の強さ(標準係数,因果の強さ)が群間で一緒かということ。 その次に,強測定不変性(scaler invarian

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  • 全然わからない研究の話に巻き込まれたときに使う表現集 - 草薙の研究ログ

    よくわからない研究の話に巻き込まれる! 私は,大学において外国語科目の授業を行い,外国語の教育,特に高等教育におけるそれに関することを一応研究上の専門としているのだけど,この分野は「〇〇学」と一括りにできるようなものではない。たとえば,私の学位は学術であって〇〇学ではないし,関連学会にはさまざまな「学」を名乗る方が混在している。まあ,平たくいえば,学際分野のひとつになっているわけ。 学際分野といえば聞こえはいいけど,要するにさまざまな経歴,背景,信条,技術をお持ちの方が近くにいっぱいいらっしゃるわけで,具体的にいえば,文学,言語学教育学,心理学,最近では工学,経済学,社会学などに関連するキャリアをおもちの方々がひとつの学会に集まったり,査読をしあったりするというわけだ。上記のような名前が入る学会にこちらから勉強しにいくこともある。 根的に私が不勉強なだけなのかもだけど,当然ながら,この

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