東京都の小池百合子知事が開講した政治塾「希望の塾」に約2900人が入塾し、小池新党への布石か-との観測が広がる。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査(12、13両日実施)では、全体の56・8%が小池新党に期待感を示し、安倍晋三内閣の支持率(57・9%)と拮抗した。 支持政党別では、日本維新の会の支持層は67・5%が「期待する」と回答。民進党支持層は59・3%、自民党支持層でも56・1%に上った。無党派層も57・2%が期待を示しており、新党が実現すれば、既存政党と連携するしないを含めて次期衆院選に向けた台風の目になりそうだ。 衆院の比例代表ブロックごとに期待値をみると、四国ブロックが74・2%で最も高く、東海(65・8%)や南関東(59・1%)も高かった。ただ地元・東京都民は冷ややかで、半数割れの48・6%にとどまった。