車では行けない「秘境の駅」として鉄道ファンに人気のJR土讃線・坪尻駅(徳島県三好市池田町)に設置されていた記念スタンプが今年2月頃に盗まれ、約975キロ離れた青森市内のJR津軽線・中沢駅で見つかったことが24日、わかった。 本州北端の青森での発見に「見つかったのはうれしいが、なぜ青森にあったのだろう」と関係者は驚いた様子で話した。 中沢駅は無人駅で、同駅を管理するJR蟹田駅によると22日に駅員が巡回した際、パンフレット入れの中にスタンプがあるのを見つけた。スタンプに刻まれている駅名を見て、翌23日に坪尻駅を管理する阿波池田駅に連絡を入れたという。 スタンプは、地元住民でつくるボランティアグループ「おおぞら会」(川人敏之会長)が2008年に製作。待合室にチェーンでつないで置いていたが、引きちぎられて盗まれ、阿波池田駅が三好署に被害届を提出していた。 川人会長は「青森で見つかったことにびっくり