【読売新聞】 新しいタイプの遺伝子配列を持つ新型コロナウイルスが、6月以降全国に広がっているという分析結果を国立感染症研究所の研究チームが公表した。東京から地方への移動によって感染が拡大したことが、ウイルスの遺伝子分析からも推定され
現職と新人2人の計3人が無所属での立候補を表明しているが、首相の元秘書で自民党の推薦を受ける新人の前市議・前田晋太郎氏と、元農相の林芳正・同党参院議員の支援者を主な支持基盤とする現職・中尾友昭氏を軸に、保守分裂の様相を呈している。 「自民党は全力で支援してまいります」。そんな文言とともに、前田氏が安倍氏と握手する写真を掲載した党のチラシが、市内世帯に配られている。前田氏は「街を元気にするには国や県とのパイプが必要」と訴え、「安倍色」を前面に打ち出す。 一方、中尾氏は「市政は国政と違う」とし、「市民党」を掲げる。政党色を出さず、幅広い支援を得たい考えだ。ただ、事務所の壁には、林後援会が寄せた「祈必勝」の文字が躍り、林氏に近い地方議員や、林氏の親族が経営する企業が中尾氏を支援する。 安倍、林両氏はともに同市が主な地盤だ。安倍氏の父で元外相の晋太郎氏(故人)、林氏の父で元蔵相の義郎氏(同)は中選
生活の党(生活の党と山本太郎となかまたち)が党名変更を巡り、「自由党」を軸に調整していることが分かった。 12日にも開く両院議員総会で決定する。 自由党は、生活の党の小沢共同代表が新進党を解党し、1998年に結成した政党の名称で、2003年に民主党と合併した。党関係者によると、「生活」では保守層の支持が離れたことから、「原点回帰する狙いがある」という。
読売新聞社が行った東京都知事選の情勢調査で、小池百合子氏と増田寛也氏(自民、公明、こころ推薦)が競り合い、鳥越俊太郎氏(民進、共産、社民、生活推薦)が追う構図であることが分かり、与野党各党は「逆転はまだ可能」と追い込みに全力を挙げる構えだ。 民進党の山尾政調会長は23日、記者団に「鳥越さんが必要とされているとしっかり訴えていきたい」と述べ、巻き返しに意欲を示した。ただ、別の党幹部は「厳しい情勢だ」と危機感をあらわにした。 週刊文春で私生活の問題が報じられ、それがマイナスの影響を及ぼしていることを念頭に置いた発言とみられる。鳥越氏側は「週刊文春の記事は事実無根だ」として、公職選挙法違反と名誉 毀損 ( きそん ) の疑いで東京地検に告訴状を提出している。 民進党は無党派層の取り込みを図るため、党幹部を大量動員するような組織戦は控え、蓮舫代表代行ら知名度のある議員を積極的に応援に向かわせ、追い
安倍内閣の支持率は58%で、前回調査(1月9~11日)の53%から5ポイント上昇した。不支持率は34%(前回38%)だった。 イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を巡る政府の対応が「適切だった」と思う人は55%で、「そうは思わない」の32%を上回った。イスラム国対策として中東諸国への人道支援をさらに拡充するという安倍首相の方針についても「賛成」が63%で、「反対」は26%にとどまった。人質事件への対応が評価されたことが、内閣支持率を押し上げたとみられる。 安倍首相が今夏に発表する予定の戦後70年の首相談話で、これまでの首相談話にあった、過去の植民地支配や侵略に対する反省やおわびについての表現を「使うべきだ」と答えた人は44%で、「そうは思わない」の34%を上回った。
厳しい表情でテレビ番組のインタビューに答える民主党の枝野幹事長(14日午後9時7分、民主党本部で)=大原一郎撮影 民主党は、落選した海江田代表の辞任に伴う党代表選が年内にも行われる見込みだ。 後任選びの議論では、「2大政党制」の実現に向けて党の再建を目指すか、野党勢力を結集して新党結成を狙うかなど、党の路線選択が焦点となる。代表選の行方は今後の野党再編に大きな影響を与えそうだ。 ◆代表選 海江田氏は15日未明の記者会見で、「与党の議席を何とか減らしてほしいという国民の声に十分応えることができず、反省している」と述べた。 代表選を巡っては、「自民1強体制に対抗するため、野党が大同団結すべきだ」とかねて主張する前原誠司元代表や、同じく野党結集に積極的な細野豪志元幹事長の出馬を期待する向きがある。党再建を重視するとされる岡田克也元代表の出馬も取りざたされている。党内では労働組合系議員を中心に、あ
読売新聞社は、14日投開票の衆院選について、2、3の両日、全国の有権者を対象に世論調査を行い、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。 自民党は、小選挙区選、比例選ともに優勢で、比例選で伸長が見込まれる公明党と合わせ、与党で300議席を超える勢いとなっている。民主党は、公示前の62議席は上回る情勢だが、海江田代表が掲げた「3けた」の目標には届かない見通し。維新の党など第3極は低迷している。共産党は比例選で好調で、公示前の8議席からの倍増をうかがっている。調査では、小選挙区選で3割、比例選で2割の人が投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢は終盤にかけて変わる可能性もある。 衆院選は、1票の格差是正のための法改正に伴い、今回から定数が五つ減り、小選挙区選295、比例選180の計475議席で争われる。小選挙区選には959人、全国11ブロックの比例選には841人が立候補し、重複立候補
いわゆる従軍慰安婦問題を巡り、今年8月に取り消された記事を執筆した元朝日新聞記者の勤務先の大学が脅迫を受けていたことが発覚したが、インターネット上でも朝日への「攻撃」が激しさを増している。 元記者個人だけでなく、家族への書き込みもみられ、専門家らは「朝日への批判があっても、元記者個人やその周辺に対する脅迫的行為は決して許されない」と警鐘を鳴らす。 <すべての日本人に汚名を着せた〉 <一家皆殺しでいい> 〈追いつめる> 「2ちゃんねる」などのネット掲示板やツイッターなどには、過激な文言が次々と書き込まれている。慰安婦報道にかかわった朝日の元記者の個人名や顔写真などに加え、家族とされる情報まで掲載されている。 ネット問題に詳しい岡村久道弁護士は「今回は、慰安婦報道に関する朝日の謝罪が遅れたことが騒ぎを大きくした」とした上で、「ネットの一部の人は極論で注目を集め、匿名で『炎上』させている。写真や
ソチ五輪のフリースタイルスキー・モーグル女子の決勝が8日(日本時間9日未明)行われ、上村愛子(北野建設)は上位6人による3回目で4位となり、メダル獲得はならなかった。 上村は初出場した1998年の長野五輪は7位。ソルトレーク、トリノ五輪と一つずつ順位を上げ、バンクーバー五輪では4位。「なんでこんなに一段一段なんだろう」と漏らしたが、今回も悲願のメダルはならなかった。 ◇ 村田愛里咲(行学学園教)は1回目で欠場した。
橋下徹市長が出直し選という手段を選んだことに、各党は「今後は政策が止まるたびに選挙するのか」と一斉に批判。焦点となる対抗馬については、「選挙は橋下氏1人でさせておけばいい」と不戦敗が望ましいとの考えが広がっている。 この日の党大会で橋下氏から離反を批判された公明党府本部幹部は「法定協が進まないから選挙するなんて考えられない手法で、政治をバカにしている。出来ないからワーワー叫ぶ子どもみたいなものだ」と怒り心頭の様子。自民党市議団幹部も「歳出削減に取り組んできた橋下市長が大義のない選挙で税金の無駄遣いをするのか」と批判した。 共産党市議団幹部も「市民生活に密着した新年度予算を審議する2月議会を放棄するほどの意味があるのか。破れかぶれの選挙」と突き放した。 2011年11月の前回選挙では、自民、民主、共産がそろって前市長を支援し、橋下氏との一騎打ちとなった。降って湧いた出直し選に、民主党府連幹部
9日投開票の東京都知事選について、読売新聞社は世論調査と取材を基に情勢を分析した。 16人の候補者の中で、元厚生労働相の舛添要一氏(65)がリードしている。前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)と、元首相の細川護熙氏(76)が横一線で追い、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)がこれに続く展開となっている。ただ、有権者の2割以上は投票先を決めておらず、情勢は流動的な面もある。 都知事選の争点で重視する課題を複数回答で聞いたところ、「医療や福祉政策」を選んだ人が84%で最多。「地震などの防災対策」が81%、「景気や雇用対策」が75%、「防犯や治安対策」が68%で続き、生活に密着した課題が上位に並んだ。
みんなの党を集団離党した江田憲司衆院議員らが旗揚げする新党の名称が「結(ゆ)いの党」に決まった。 18日の設立総会で発表される。 関係者によると、党名候補として絞り込んだ「結いの党」と「民権党」の2案について、新党に参加予定の15人による投票の結果、結いの党が多数を占めた。 結いの党の発案者である江田氏は、「理念や基本政策を軸に野党勢力を結集する。各党を束ねる結節点になるという意味を込めた」と説明していた。
生活の党の小沢代表は21日、テレビ東京の番組で、野党再編について「既存政党同士がくっつくのではなくて、新しい受け皿を作ることになる」と述べ、次期国政選挙までに新党結成を目指すべきだとの考えを示した。 時期については、「消費税が上がると国民の日常生活に直接、影響が出てくる。国民が意識を変えるのが消費増税という時ではないか」と語り、来年4月の消費税率引き上げ後との見方を示した。
29日投開票の堺市長選について、読売新聞社は19~21日、同市内の有権者を対象に世論調査を実施し、取材と合わせて情勢を分析した。 無所属で再選を目指す竹山修身氏がリードし、諸派で地域政党「大阪維新の会」公認の新人、西林克敏氏が追う展開となっている。ただ、有権者の約2割がまだ態度を明らかにしておらず、情勢は流動的な面もある。 支持政党別では、自民支持層の7割近く、民主支持層の大半が竹山氏を支持。自主的に竹山氏を支援する共産党の支持層にも浸透している。一方、橋下徹・大阪市長が共同代表を務める日本維新の会支持層の9割近くは西林氏を支持している。「支持政党なし」の無党派層は、約5割が竹山氏、約2割が西林氏を支持している。 調査は、堺市を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1412世帯の中から810人の有権者の回答を得た。回答率57%。 竹山(たけやま) 修身(
【瀋陽=蒔田一彦】漢字の国・中国で、若者を中心に正しい漢字を書けない人が増えている。 パソコンや携帯機器の急速な普及で手書きの機会が減っていることが背景にあり、危機感を抱いた当局は、漢字への関心アップに乗り出している。 「88、3Q」 中国の女子中学生の携帯メールにあふれる若者言葉の一つだ。「バイバイ、サンキュー」の意味。こうした数字や英語を使った省略語や外来語が多用される一方、「読めるけれど書けない」漢字が増えている。 河南省のテレビ局が7月から全国放送を始めた番組「漢字英雄」。小中高校生が漢字の書き取りを競う。答えに窮した子供は電話で親たちに教えてもらうが、「脱臼(中国語でも脱臼)」など、普段よく使う漢字でも大人たちの誤答が続出。現代中国人の「書く能力」の低下を浮き彫りにした。 これを受け、国営メディアは「漢字は中国文化の核心。我々は後世に継承しなければならない」(新華社通信)などと、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く