http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=9848 政治も社会も、生きている「人間」を離れて存在するわきゃあない。 「正しい政治」なるものが「人間」と切り離されて存在しうると考えるのは、たんなる「テクノクラート」の発想である。 政治とは、人間によって行われる、人間を対象とした、人間を巻き込んで行われる業である。 だからこそ、良くも悪くも「政治」には、<共同幻想>としてのイデオロギーがつきもなのであり、政治批判の側にも、「陰謀論」などのきわめて人間くさいどろどろした「妄想」もつきものなのだ。 であれば、政治批判も社会批判も、その程度の差はあれ、「人間」を離れ、「人間」を切り離してなど成り立つはずがない。 ただそれだけの話なのだ。 それとも、政治や政治批判においても、客観的・学問的に「正しい論」みたいなものが、「人間」に関係な